【マッチレビュー】アトレティコマドリー対バルセロナ ~止まらない史上最高のプレイヤー~

19/20 LaLiga

久しぶりの投稿となってしまいましたm(_ _)m

2019年12月2日、LaLiga第15節、アトレティコマドリー対バルセロナのマッチレビューをしていく。結果は0-1でバルセロナが勝利した。

スターティングメンバー

アトレティコはジエゴコスタやサヴィッチが怪我で離脱していた。一方、バルサは出場停止でブスケツと怪我でアルバを欠いて試合に臨んだ。

前半

アトレティコの守備の穴

試合開始直後から、アトレティコは4-4-2のブロックを敷き、ボールを保持するバルサに対し引いて守っていた。一方、バルサは楽にボールを保持していたが、中々相手の守備組織を崩すことはできていなかった。

そんな中、アトレティコの左サイドバックを務めたのは本職はミッドフィルダーのサウールだった。中央に位置するメッシを意識していることもあってか、サウールの守備時のポジショニングが普通のサイドバックと比べ、中央に寄っていた。

明らかにこのスペースがアトレティコにとって穴となっていたため、バルサにとってはこのスペースをデヨングかセルジロベルトが走り込んで使うことによって、楽にクロスを上げることもできるし、チャンスを生み出すことができたと思う。

前からのプレスに苦戦するバルセロナ

アトレティコは15分を経過したあたりから、守備の形を引いて守る形から前からプレスをかける形に変えた。

アトレティコは2トップがセンターバック2枚に、サイドハーフが両サイドバックにプレスをかける形をとっていた。

この状況だと、バルサの中盤は3対2で数的有利を作れているが、トーマスの豊富な運動量とプレスの早さによってボールを収めることができず、前線にロングボールを蹴り込んだりしてなかなかボールを支配することができていなかった。

ときにはラキティッチがセンターバックの間に下りてダウンスリーを形成することもあったが、プスケツと比べるとパスをつける位置が悪かったり、プレス耐性が低いのでバルサにとっては苦しい状況が続いていた。

フィルポとアルバの大きな違い

バルサにとっては再三ピンチを招いていたが、何度もそのきっかけとなってしまっていた選手がいた。それはバルサの不動の左サイドバックのアルバの代わりにフィルポだ。フィルポは低い位置でボールを受け、パスの出しどころがないとき、自分で相手を剥がす技術がアルバと比較すると低く、何度もボールをロストしていた。

また、攻撃時はメッシがドリブルをしているときにオーバーラップをするタイミングや角度が良くないこともあり、メッシに叱責されるシーンも見られた。メッシとアルバのホットラインが上出来すぎるというのもあるが、フィルポによって攻撃に厚みを持たせられなかったというのは確かだ。

結局、前半バルサは何度も大ピンチを招いたが、テアシュテーゲンのスーパーセーブなどにより、なんとかスコアレスドローで前半を終えることができた。

後半

セルジロベルトの頭脳プレー

出来が良いとは言えなかった左サイドバックのフィルポに対し、右サイドバックに入ったセルジロベルトのプレーは観ててとても面白く、かなり上出来だった。

セルジロベルトは中盤もできる選手ということもあり、プレスに来た相手を剥がす能力が高く、なかなかボールをロストしなかった。さらに、メッシの位置によってインナーラップとオーバーラップを使い分け、相手の守備組織を乱していた。

セルジロベルトのインナーラップ
セルジロベルトのオーバーラップ

今シーズン、バルサの右サイドバックはセルジロベルトと負傷中のセメドがポジション争いをしているが、アトレティコやリバプールのようにしっかりとした守備からカウンターを狙うようなチーム相手には個人的にセルジロベルト推したい。

ビダル投入の意図と効果

73分、アルトゥールに代わりビダルが投入された。ビダル投入の意図としては、ビダルは2列目からの飛び出しが得意なので、それを活かし相手のディフェンスラインを下げ、メッシにスペースを提供しようとしたのだと考えられる。

ビダルの動き出し
メッシへのスペース提供

また、守備のインテンシティがとても高く、運動量も豊富なので、相手のカウンターに備え中盤の潰し屋になってもらおうとしたのだろう。

実際、ビダル投入後、メッシを追い越す動きを何度もしており、メッシがある程度余裕を持ってライン間で受ける回数が増えていた。

メッシをサポートする動き

86分にメッシが均衡を破る決勝点を決めた。シュートやその前のスアレスとのワンツーは説明するまでもない素晴らしいプレーだったが、ここで効果的な動きをした2人の選手の動きを分析したい。

まずはセルジロベルト。メッシがボールを受けたとき、ワイドに張ってボールを受けたのでインナーラップをした。インナーラップの走るコースも素晴らしく、センターバックとサイドバックの間を走ることによって、マークが曖昧になり、ディフェンスが難しい状況になっていた。

もう1人はグリーズマン。メッシが中に切り込んでドリブルをしてきたとき、グリーズマンはフリーでボールを受けられる状況だったが、メッシからの信頼がまだそこまで厚くないためか、パスが出てこなかった。メッシがスアレスにパスしたときに、その場で止まってしまう選手が多いが、グリーズマンの場合、しっかりとメッシ にスペースを提供するために内側にランニングをした。

この動きによってフェリペのメッシへのプレスが一瞬遅れ、メッシのゴールが生まれた。

まとめ

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